おせちなどの食品を製造されている株式会社グローフーズ様より、「ひとり親家庭に向けた支援がしたい」とのご相談をいただき、どのような形で支援を行うのがよいか、企画段階からご一緒させていただきました。
社長ご自身がひとり親家庭で育ち、幼い頃は十分に食事ができない時期もあった経験から、「ひとり親家庭に対して自分にできることはないだろうか?」と長年考えてこられたそうです。これまでも子ども食堂への寄付などを行ってこられましたが、今回は寄付という形ではなく、別の形で支援ができないかというご意向がありました。
そこで社長の熱い想いを伺いながら、様々な支援の形を検討する中で、「ひとり親家庭に限定した食品モニターを募集してはどうか?」というアイデアに行き着きました。
食品会社では、商品開発にあたって「感想」や「改善点」のアンケートを集めるため、モニター調査を行っています。通常はモニター会社に依頼して意見を集めますが、今回の企画では、ひとり親家庭にモニターになっていただき、定期的に開発した食品をお届けし、その感想をフィードバックしていただく仕組みを考えました。
企業はもともとモニター会社に調査費用を支払っているため、その予算をモニターとして参加いただいた家庭への謝礼としてお支払いする形になります。モニターとなったひとり親家庭には、定期的に食卓を彩るお惣菜などが届くとともに、単に支援を受けるだけでなく、商品に対する感想を企業へ届けるという役割を担っていただき、その対価として謝礼を受け取ることができます。
これは、ひとり親家庭への新しい形の支援であり、食品業界初の画期的な取り組みとなりました。
その後、私は企画書やプレスリリース・チラシの作成・広報などを担当しました。プレスリリースは記者クラブへの投げ込みに加え、知り合いの記者にもお送りしました。その結果、朝日新聞が興味を持って取材してくださり、大きな記事として掲載されました。
初めての取り組みということで、当初は10家庭の募集として呼びかけたところ、予想を大きく上回る全国から798件の応募がありました。社長自らがすべての応募書類に目を通されましたが、胸が詰まるような思いになる内容も多く、最終的には採択家庭を14家庭に拡大することとなりました。
さらに、新聞記事をきっかけにテレビ局から密着取材の依頼があり、半年以上の取材を経て、読売テレビの夕方のニュース番組で特集が放送されました。
採択されたひとり親家庭の方々から嬉しい食卓の様子などを聞けて、依頼いただいたグローフーズの井ノ元社長や、従業員の方も喜んでいるとのお声を聞けて、私自身も本当に嬉しく思っています。
このように「何かしたいんだけど、いいアイデアはないかな?」といった感じのご相談をいただくことが多く、私自身の得意分野でもあると感じています。今後も、様々な形で人の想いに寄り添うプロジェクトに関わることができれば嬉しく思います。
現時点で具体的な形になっていなくても構いませんので、まずはお話をお聞かせください。
お気軽にご連絡いただければ幸いです。

朝日新聞に掲載(2025年4月25日)

半年以上にわたる密着取材を経て読売テレビ 「関西情報ネットten.」にて特集が放映(2026.2.13)
Yahoo!ニュースにも掲載されました⇩


